ピアノの練習にエレピを使っています。
エレピの前にパソコンのディスプレイを置いて、電子ファイルにした楽譜を表示させるようにしています。
楽譜の電子ファイルを自分で作らなければならないことことがよくあります。
そういう時スキャナーでデータ化していると、とてつもなく時間がかかるので、私は、Web カメラで楽譜を撮影して、一つの PDF にまとめています。
撮影するカメラはロジクールの C 270という一番安いタイプです。 解像度は高くないのですが、楽譜が読めるくらいには撮れます。アマゾンで1500円くらいで買ったものです。
そのままだと接写ができませんが、C270のカバーを外して中のネジを回すと、焦点距離を調節でき、近くのものにピントが合うようになります。
Web カメラをUSB ケーブルでパソコンにつなぎます。あらかじめ、C270のユーティリティソフトを立ち上げて、コントラストと輝度を調節しておき、できるだけ書籍として見やすくするようにします。だいたい、コントラストは最強、白バランスをゼロにしてモノクロにしています。
キャプチャーソフトは「LiveCapture3」というフリーソフトを使っています。
ページをめくりながら、LiveCapture3のボタンをマウスでクリックしていくと、どんどん取り込んでいくことができます。できるファイルは JPEG です 。
<画像を補正して使う場合>
カメラの機能でコントラストを強くしただけだと、あまり美しくないので、 Office Lens を使うほうが良いです。これですとコントラストも歪みの補正もできます。カメラの設定はデフォルトにしておき、Lensをホワイトボードモードにして補正をかけるのが一番良い結果になるようです。
処理しているところはこんな感じです。
ただし、 Office Lens で作ったファイルは、一旦かならずクラウドにアップロードするしかないので、それをダウンロードする手間がかかります。
横になってしまった画像は、画像処理フリーソフトIrfanviewのバッチ処理で一括して回転できます。
PDF を作るのに便利なソフトがこれです。「画像梱包」と言います。
Web カメラで撮影する画像は JPEG として保存しておいて、データ化したい JPEG を右クリックして全て選択して、画像梱包にドラッグ&ドロップするだけです。
撮影に30分、pdf化は30秒もあれば、あっという間に一冊の電子書籍のできあがりです。